【読書日記】新しい市場の作り方−明日のための「余談の多い」経営学

神戸大の怱那先生がご紹介していた書籍のご紹介です。事業創造において参考になりました。
新しい市場のつくりかた―明日のための「余談の多い」経営学(三宅秀道)」
もはやビジネスを作るのに技術や商品力だけが重要だという認識はないと思います。でも実際どうやってそれ以外のところで勝負するのか、なかなかイメージがわかない人も多いかもしれない。わからないから「いいものを作っていれば売れるんだ」という神頼みのような発想になってしまう人もいるんでしょうね。
この本では著者の数多いリサーチを基にした事例がたくさん紹介されていて、技術偏重に陥ることなく市場やニーズを開発する方法論を説いています。ケーススタディが豊富なので、とても参考になるかと。
後はこれらのエッセンスを抽象化して普遍化させることが必要ですね。それぞれの個人がその作業を担う必要はありますが、それ自体がいいトレーニングになるのではないかと。読書界でもやりながらみんなで議論すると面白いかもしれないですね。