西友のダイバーシティが一歩先行く理由(東洋経済オンライン)

最近ずっと続けている「一日一新しいこと」ですが、だいぶネタ切れになってきました(笑)が、昨日は集中力アップのために瞑想を始めてみました。初日だけでは効果は実感できませんね。当面続けてみようかと思います。

今日は東洋経済オンラインに掲載されていたダイバーシティのお話し。日本でダイバーシティというと男女雇用機会均等という点に焦点があたりますが、本来はもっと幅広い概念。それを理解するのに一役買うかもしれませんね。
【西友のダイバーシティが一歩先行く理由】

確かにいろいろな施策があって、なるほどそういう工夫があるのか・・・と感心することも多いのですが、やはりこの手の「企業文化をどう変えるか?」という話は、その旗振り役であるトップマネジメントがどこまで本気でその文化をぶち壊したいか、ということに尽きるのだと思います。

ご存知の通り、西友は2002年に世界最大規模の小売業であるウォルマート資本提携、2008年には完全子会社になったわけですが、その後壮絶なリストラを行い、経営陣はおろか店長、現場従業員まで人が大きく入れ替わった会社です。いわばサッカーをやっていたグループがいきなり野球のできるメンバーにそっくり入れ替わった感じ。西友という会社名こそ継続してますが、中身は全く違う会社になってます。

経営母体が変わる→リーダーシップをとるトップが変わる→既存のやり方に固執する人(旧組織のエース級)が辞める→多いに混乱し一時的に業績が下がる→その中で小さな成功が生まれる→組織の中に「あ、これでいいんだ」という光が見える→それが徐々に広がる→過半の人が認識した時に「新しい文化」が生まれる。おおよそこんな感じでしょうかね。

当たり前のお話しですけど、本当に変わろうと思うのであれば、アプリケーション(=施策)をどうこうする前に、OS(=考え方・哲学・プリンシプル)を変えないと何の効果も生まれないっちゅうお話ですね。そしてその中で小さくてもいいから成功体験を生んでいく。それが過去との決別の大いなるきっかけになるんだろうな、と思いました。これは組織だけでなく、自分自身の人生においても同じ。