【好き・嫌い】と【尊敬する・しない】について

昨日はINSEADで会ったビジネスコーチと2カ月ぶりのコーチング・セッションでした。いや〜よかった。自分自身で新たな発見がありましたね。まあ、とても個人的なことだけど備忘録的にシェア。だらだら長文(たぶん過去最長)ですが、備忘録ということでご容赦を。

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INSEADでのリーダーシップ研修を受けた後、明らかに自分のコミュニケーションスタイルが代わりました。アホ相手にすぐキレてたのですが、簡単にはキレなくなった。自分自身を幽体離脱させて、自身のすぐ後ろに配置し、客観的に肉体的自分をコントロールする感じ。感情と思考を別に分けるイメージがつかめると、自分自身のコミュニケーションもコントロールできます。


ところがおとといは久々にキレた。でもよく考えてみると、キレた理由は自身がOver Capacity状態にあること。最近仕事に追いまくられ(このルーティンもおろそかになりがち)、余裕がなかったのがちょっとしたきっかけでキレることにつながった。だから仕事量を事前にコントロールすればキレることもない、ということ。最初から断るか、部下に振るかすればいいわけですな。


正直に告白すると、僕は部下に仕事を振るのが苦手です。自分でやったほうが早いというのもあるけど、おそらく年少期に受けたいじめ経験が基になっていて、仲間外れになったりするのをとても怖がるのがトラウマになるのでしょう。「嫌われる」ことをとても恐れるということがINSEADでのセッションでよくわかりました。


昨日のセッションでは「そもそも【好かれる・嫌われる】ということと、【尊敬される・されない】ということは同じなのか?」という問いからスタートし、結局時間軸の観点で違うものだよね、という発見がありました。好かれる・嫌われるというのは瞬間的な感情だけど、尊敬される・されないというのは長期的なコミュニケーションによって構築される関係そのものであって、それが構築される過程では「好き・嫌いの感情のやり取り」をたくさん経て培われていくものである、ということを再確認したわけです。


だとすれば別にその瞬間嫌われたとしても、それも信頼関係の構築の必須プロセスと位置付ければ別に怖くない。むしろそれを受け止めてコミュニケーションをとって、次につなげるプロセスを経れば信頼関係も構築されやすくなる。


そして信頼関係というのは自分自身のPrincipleをいかに磨き貫くかにも大きく影響を受けるのだろうな、と。そのPrincipleがフェアでぶれない限り、好き・嫌いの感情はあっても、理解が促進されれば信頼につながりやすい、と。


・・・てな感じで、ちょっと気分的に楽になった気がしました。まあ、実行に移す過程でいろいろとまた困難にぶつかるんでしょうけどね。


ということで個人的なお話を読んでいただきありがとうございました。