1500万ドルのファンドを設立 ベネッセを突き動かした危機意識(ダイヤモンド・オンライン)

いまある会社にハンズオンでかかわっているのですが、監査に来た会計士さんが大学およびPG社の先輩でした。びっくり。こんな偶然もあるんですねぇ。


さて、今日はインパクト・インベストメントの事例がダイヤモンドオンラインに載っていたのでご紹介。
1500万ドルのファンドを設立 ベネッセを突き動かした危機意識


社会や環境への貢献を最重要視した投資であるインパクトインベストメント。欧米では投資銀行のサービスの一部として、もしくは援助財団の活動方法のひとつとして採用されてきた手法だそうです。日本ではまだ本格的に始まっておらず、ベネッセの試みは大いに注目したいですね。


営利企業でありながらベネッセはこうした社会に貢献する活動を積極的に行ってます。この企業姿勢は大いに共感するところでありますが、やはりというか、しっかりとそれを支える仕組みがあってこそ、なのですよね。思いや気持ちだけでなく、それを可能にするインフラを構築することがやはり重要なポイント。


このインパクト・インベストメント自体はベネッセ本体の活動のようですが、ベネッセ株式の多くは創業家の福武一族およびその財団が保有しています(有価証券報告書の大株主リストで確認できるだけでも28.4%)。ベネッセが株主還元し、その原資でもって社会貢献活動をする。資本主義型モデルを採用しながら、社会に対して継続的に意義ある貢献活動をする。こうした仕組みはやっぱり強いな、と思っています。


もちろんその根幹は理念であり志なんですけどね。