韓国政府が若者の海外就職を積極支援 20〜30代の7割以上が海外就職に興味あり(日経ビジネス・オンライン)

昨日は久々に皇居を走りました。春のにおいがしますね。心地よい季節がまた今年もやってきました。


今日はちょっと毛色の違う記事を。
韓国政府が若者の海外就職を積極支援 20〜30代の7割以上が海外就職に興味あり


韓国では政府が積極的に若者の海外就職を支援している、海外と韓国をつなぐ人材が大勢現れることにより韓国の国益につながる、というもの。日本では学生の留学率の低さが問題視されているので、そのコントラストを表す記事ですね。


ただ別の情報をあわせるとちょっと違うことが見えてきます。韓国では大学への進学率が80%を超えますが、大卒者の失業率は約4割、一方就職できても定年が実質40歳代で、少ない社会保障を考えると自営業として働いている人が多い。不安定な仕事で生活が苦しい人も多く、将来に対して危機感を持つ人が多い・・・というのが実情のようです。つまり国内で仕事をして生活をすることが難しいという裏返しが国家が海外留学を進める理由なのではないかな、と。


一方日本。対岸のことといっているのも今のうちかもしれません。少子高齢化に伴う内需の縮小、モノ作りの輸出力のアドバンテージが相対的に薄れ、仕事がなくなれば同じ物語をたどる可能性は大いにあります。このニュースをどう見るか、ちょっと考えてみてもいいかもしれませんね。