日本の管理職、年収「割安」 中国・タイを下回る(日経新聞)

いよいよレポート採点シーズンに突入しました。受講生の皆さんはDay4に向けてがひとつのヤマ。僕はDay4が終わってからがひとつのヤマです。皆さんの真剣なアウトプットに僕も真剣に向き合います。


さて、今日は日経新聞で面白い記事があったのでピックアップ。日本企業の管理職の給与水準が外国企業に比べて割安になってきているという内容です。
日本の管理職、年収「割安」 中国・タイを下回る


一つの要因は円安ということですが、それを除いてもこの傾向は今後もっと加速化するかも、というのが僕の見立てです。理由は二つ。


一つ目は、一般的に日本企業においては内部昇格が基本であって、転職を繰り返しながらキャリアアップをする外国企業と違う。転職というのは労働市場における企業の人材獲得競争に身をさらすことになるので、できる人には高い値がつくという競争原理によるもの。


二つ目は、いわゆる管理職に求められるミッションと責任の取り方が「日本企業」と「外資系」で結構違う事。後者の管理職のメインのミッションは「意思決定」になるわけですが、その成果責任も同時に全部負うことになるわけです。失敗すれば辞めるか、降格するか。結局その成果を上げられる人しか昇格しないのが外資系なのかな、と。


まあ、あまり「日本企業」「外資系」とステレオタイプ化するのは良くないし、あてはまらない事例は腐るほどあることは重々承知の上ですが、一般論としてこんなことは言えないかな、と。皆さんはどう思いますか?