車輸入禁止のブータンで、日産が電気自動車普及へ “利益目的ではない”ねらいとは?(ニュースソフィア)

昨日は久々に自転車を引っ張り出して1時間ほど走ってきました。昨日今日は温かいみたいですね。春がもうすぐそこまで来ています。花粉はすでにやってきていますけどw


さて、日産がブータンにおいて電気自動車を普及しようと、政府レベルで合意をしたそうです。面白い試みですね。
車輸入禁止のブータンで、日産が電気自動車普及へ “利益目的ではない”ねらいとは?


記事の中でも触れられているように短期的利益を追求した行動ではありません。市場規模は台数的にも経済力的にも小さいし、ここをターゲットにするというのは合理的ではないかもしれません。あくまでも長期的に見て、来るべき文化=今とは全く異なるCO2ゼロ社会に備えるための布石になっているわけですね。


いや〜さすが大企業だと思いました。既存事業でしっかりキャッシュを生みだしながら、一方でイノベーティブな事を行う。スタートアップや単一事業しかしていない会社にとっては、こうしたポートフォリオ構築はやりたくてもできないですからね。


一方、机上の論理ではそうかもしれませんが、「管理」と「破壊」という、二つの相反するマネジメントが一つの会社の中に同居するわけです。僕はそのカオス的文化を、しかもグローバル規模の大企業において、どう構築していくかというところに興味があります。たいてい大企業がイノベーションで失敗するのはそこですからね。


個人においても同じでしょう。自分の強みをいかに損なうことなく強化していくかという「管理」の視点と、来るべきカオス的文化に向けて自分の殻を破る「破壊」という二面性をいかに取り組むか。どちらかだけではだめで、どちらもなのでしょうけど、それを一人の人格、24時間という限られた時間の中で両方をとるということが、これからの働き方のキモなのかもしれません。