社長交代でも続く業績低迷 マックが抱えるアキレス腱(ダイヤモンド・オンライン)

本日、明日と神戸に行ってきます。今の仕事としては最後の関西出張になるかな。まあ、今後も継続的に関西に行くことにはなりそうですけどね。お世話になった方々にごあいさつ周りの旅となります。


さて、今日はダイヤモンド・オンラインの記事をピックアップ。2期連続減益となったマクドナルドに対してメディアはいろいろなことを言ってますね。これもその一つかな。でも何か個人的にはこういう「戦略が違う論」には違和感があるんです。
社長交代でも続く業績低迷 マックが抱えるアキレス腱


まず12年と13年の業績低迷の理由は明らかに違うと思っています。12年はこれまでのビジネスモデルが成熟状態になったこと。何かしらの転換を求めて13年はこれまでとは違う戦略をとったが、その成果がまだ出てきていないだけ、と思っています。おまけに13年は急激なる円安になりましたからね。パティをオーストラリアから一括輸入している日本マクドナルドにとっては、このコスト増加要因はかなり大きなインパクトだったはず。そもそも低価格化というのがメカニズムとして無理。


つまり、外部環境(円高→円安の動き)と内部環境(ビジネスモデルの成熟化)が重なったため大胆な方向転換に舵を切ったのが13年度ということで、成果がそんな簡単に出るとは思えません。14年度でどのようになるかを待たないと、本当にマクドナルドが低迷しているとは思えないんですけどね。特にあの強烈なるトップダウン文化が健在であれば、有効的な打ち手があれば他企業に比べるとスピーディに変わってくると思っているのですが・・・まあ、私見ですけど。