■2012.12.16

おはようございます。鷲巣です。いよいよ総選挙ですね。

NPO法人フローレンスの駒崎弘樹さんの「選挙に行かない男と、付き合ってはいけない5つの理由 」という投稿が話題になっているようですね。ユーモアを交えて若年層の投票の重要性を訴えていらっしゃいます。秀逸な記事なのでぜひ皆さんもご一読を。
http://komazaki.seesaa.net/article/307791379.html

いつの資料なのかはちょっと不明なのですが、日本経済研究センターJCER)というところが、若年層の投票率低下についての見解を公表していました。大変参考になるのでご紹介を。
http://www.jcer.or.jp/report/econ100/pdf/econ100bangai20110713data.pdf

簡単にまとめると、
①国際的にみて日本の若年層(20代〜30代)が政治に興味を持っていないというわけではない
②ただし若年層人口自体が縮小傾向にあること、また投票率低下のトレンドが継続していることから、政治における若年層のプレゼンスが低下している
③得票期待が薄い若年層向けの政策・公約が減少する
④結果、若年層が投票に足を運ばなくなる(※②に戻る)

残念ながらこのスパイラルがどんどん進んでいるんですね。ちょっとやそっとじゃどうにも止まらない。結果として財政健全化にはあまり興味のない人たちが望む政策を推し進める形になってしまう。

この状況を変えるには、結局のところ若年層が選挙に行くしかない。若年層が得票田になるんだということを政治家に実感してもらうしかないんです。「誰を選んでも社会が変わらないから・・・」という主張はそのまま放っておくとどんどん住みにくい社会になってしまうことを改めて自覚する必要があると思います。

良い一日を!