■2012.12.13

おはようございます。鷲巣です。移動疲れですかね。体調があまりよろしくなく。昨日は自宅(兼事務所)から出ずにじっくりとデスクワークに取り組んでおりました。季節がら皆さんも体調管理には気をつけてくださいね。

さて、日経ビジネスオンラインに面白い記事が出てました。かなり昔の論文の解説だそうですが、今でも色あせず、大いなる示唆のある文章であり、またそれを非常に分かりやすく解説してくれています。

■「戦略バカ」で日本に負けた欧米企業 論文「ストラテジック・インテント」を読む【1】

初めてポーターの5ForcesやBCGのPPM(Product Portfolio Matrix)を見たときに、世の中の複雑な事象がここまでシンプルになるのか、と感動したものです。よく考えればコミュニケーションのあり方としては素晴らしいツールではありますけれども、組織を動かし、実際にアウトプットを出すといったときにそれだけでは足りないのは明らかなんですけどね。

この記事にある「インテント=意思」はやはり重要。そしてさらに重要なのはそれをドライブさせる力。環境は変化するからこそ、自分を市場に「フィット」させるだけでは不十分というのは説得力があります。

ビジネススクールで学んでいるととかく習得したフレームワークを振り回したくなる(僕もそういう時期がありました)が、それは現在のスナップショットを見せているだけだということは再度自覚する必要がありますね。高みを掲げ、チームを鼓舞し、その目標に向かって進むべき道を示して、勇気を持って決断する。とにかく「動かす」ことがリーダーの心持として必要なのだと改めて思いました。