■ターニングポイント

2011年3月11日。この日を境に日本は変わる。それはこの1週間の動きを見ていてまず間違いない。


まずリーダーが代わる。この1週間、日本において実質的なリーダーシップをとった人間は、ポジションや公的な役割とは全く関係ない。むしろそうした「平時のリーダー」のリーダーシップが欠如することで悲惨な目にあった例をたくさん見てきた。リーダーとはどういう人であるべきなのか、というものをこれほど現実問題で考えたことはないであろう。


暮らし方が変わる。電力不足が長期にわたることで交通事情にも影響が出るだろうし、不便な都会から西日本へ拠点を移す動きも出てくるかもしれない。すると少しずつだが私たちの生活スタイルも変わってくる。その背後にある価値観(=震災を経験して人生は一度きりだと実感)の変化も暮らし方に少なからず影響を与えるだろう。


そういう中、自分はどう変わるのか?どう変わっていかなければならないのか?今後どのようなアクションをとっていかなければならないのか?切実な課題として自分の目の前に突きつけられている、そんな不安で混沌とした1週間を過ごしている。これがもう少し続くのであろうか。