■教えるということ

昨日どこかのテレビ番組でフィギュアスケートのコーチである山田さんの特集が組まれていたようですね。


今は村上カナコちゃんのコーチ、かつては伊藤みどりさんや真央ちゃんのコーチでもあった山田さん。見た目はすごく怖い印象があったのですが(失礼!)、実際に山田さんのコーチを受けたアスリートたちはみんな口をそろえて「楽しかった」とおっしゃるとのこと。


楽しいから一生懸命になる。その結果どんどん伸びる。
これっていい循環ですよね。


でもオリンピックでメダル争いをするアスリートですから、決して「楽ちん」なわけではないはず。苦労や困難にぶち当たることもあるだろうし、それを乗り越えてこその「楽しさ」というのは一体どこから来るのだろう、自分がコーチの立場だったらどうやって「楽しさ」を伝えていったらいいんだろう・・・


で、結論。


「イメージさせること」・・・それが出来たらどんないいことがあるか、会社にとっても自分にとっても、どれだけエキサイティングでやりがいがあることなのかどうかを具体的なイメージを持って感じてもらうこと。そのためには、仲間の立場を理解すること。自分とは違う立場の人間の視点でもって考えること。これなくして的確なエキサイトメントをイメージさせることなどできない。


思えば、子供や愛犬を導くときもそうだよね。自分の言いたいことだけ言っていても動かない。子供や愛犬がどういうときに喜びを感じるのか、それを考えたうえでおもちゃで釣ったりおやつで釣ったり、ほんの少しでも達成したら大げさにでもほめてあげたり・・・結局人を動かすということの基本は何も変わらない、ということに気がつきました。