AOLの創業者であるSteve Case氏2010年2月の講演。スタンフォード大学で行われた「起業家週間」での記念講演のようだ。スピーチの前に受講生の写真を撮ったり、その場でtwitterに書き込んだりと、フランクな感じのする人だが、やはりAOLがTime Warnerを買収した時のエピソードなどを聞くと、偉大なる起業家という感じがする。
（http://ecorner.stanford.edu/authorMaterialInfo.html?author=343）
印象的だったのは、「アメリカの産業全体が守りに入っている今だからこそ、イノベーションを目指しリスクを果敢にとる起業家精神が必要だ」という彼の最後の訴え。これは日本においても同じだと思う。日本経済は今後も一段と厳しくなっていくだろう。その時必要なのは自分の道を自分で切り開こうとリスクテイクする覚悟であり、その時のために準備をしておくことだと思う。もっと若い人たちが「smart risk」をとれるような環境を作ること、これはベンチャーとして雇用を提供する我々の使命でもあると思っている。
お勧め度：★★★★
