任天堂「復活の道」はあるのか?「20インチタブレット」に「Nintendoテレビ」(キャリコネ)

今日は両親、弟家族と一緒に群馬の法師温泉に来ております。こちらの法師の湯というのが国有形文化財にも指定された由緒正しき温泉。外国人の観光客も多く、まさにクールジャパンな感じでした。


さて、今日は先日発表された任天堂の経営方針説明に関しての記事のご紹介。3期連続赤字という苦境に立たされた任天堂に対する視線は厳しいものが多いようです。
【任天堂「復活の道」はあるのか? 「20インチタブレット」に「Nintendoテレビ」】


任天堂の厳しい状況に関して誰もが口をそろえるのがスマホ時代への対応遅れ。今回の経営方針説明においても、プロモーション的ミニゲームとしてのスマホ対応はするものの、本格的なスマホ向けゲームに参入する意思はきっぱりと否定。タブレット、Nintendoテレビでの復活が本物なのか、懐疑的な視点が注がれております。


この記事を読んで思いだしたのが、Wii開発の背後にある物語。当時3D化、画像の高スペック化が進むゲーム業界において、プレイステーションを追随しようとしていた任天堂開発チームに対して故・山内氏が賭けたひと言「子供の笑顔を取り戻さんかい!」でした。美談すぎてフィクションの要素も多分にあるとは思いますが、任天堂っちゅうのはそういう会社なんでしょうね。ビジネスとして、環境として、ということも経営をするうえで見るべき重要なエッセンスなんでしょうけど、創業の意思とか自分たちの思いのようなものがっとても強い。


もちろんそれで生きていけるほど甘くはない。かつての牛丼界の勇・吉野家ゼンショー松屋グループの後塵を喫することになったきっかけはアメリカ産牛肉輸入禁止措置に対するそのかたくなまでの姿勢であったのは事実です。


でも何が正しいのか?というのは人によって違うのかな、と思うようになりました。株主に喜ばれる経営も正しいだろうし、自分の意思を貫き通すことも正しい。一番重要なのは、八方美人的に皆に嫌われないようにすることではなく、自分の意思をしっかり伝え、理解してもらうように努め、その結果一部かもしれないけど強力なサポーターに支えてもらうことなのかな、と。ファイナンス野郎としては模範解答ではないかもしれませんけどね。