■転機である

転機である。

2カ月ほど前、当社の主力商品の総代理店から契約解消の連絡を受けた。これにより、7月以降はこの商品を販売することができなくなる。創業以来1年間、一生懸命販路拡大、プロモーションに力を注いでいただけに大変残念だし、ビジネスという観点で言うと当社の粗利の7割が吹っ飛ぶことになる。


が、ピンチではあるが、転機である。

創業してから何とか利益を創出しようと、そのことを念頭に置いて活動してきた。運が良かったこともあって、創業1年後、決算を終えると何とか黒字化を達成することができた。それはそれで目標達成だ。でも一方、日々の継続・成長に集中しすぎてしまって、そもそもの創業の意味とか、公共性とか、そういったことが見えにくくなってしまったのも事実。


実はピンチではなく、チャンスであり、転機である。

契約解消を突き付けられたときは、ビジネスが喪失する恐怖で感情的になったが、2ヶ月たって(長すぎる?)落ち着きを取り戻して今思うのは、再度自分の事業を構築しなおそうという思い。こういうきっかけがあるからまた原点に立ち戻ることができる。気がつかなかったら、将来のどこかで手痛い目にあっていた可能性が高い。そう考えると早期修正という大きなチャンスを手にしたことがある。


・社会的にそれは多くの人たちに喜んでもらえるのか?
・それは僕の得意分野なのか?日本一、世界一になれそうなことか?
・それに熱中できるほど好きなことなのか?(別に商材にはこだわらないが)


それで導き出された答えが、現在の事業の延長線上にあるならそれに越した事はない。もう一度考え直すのが一番重要。


そう、やっぱりチャンスであり、転機である。