■4 lessons by Alec Ross

本日もスタンフォード大のpodcast講義から。
http://ecorner.stanford.edu/authorMaterialInfo.html?mid=2468


本日の講師はAlec Ross氏。
http://en.wikipedia.org/wiki/Alec_Ross_%28innovator%29
彼は若干38歳にてクリントン国務長官イノベーション補佐役を務めており、オバマ大統領の選挙戦においてテクノロジー面での戦略を計画遂行した人。
ホワイトハウスに入る前には、NPOを立ち上げ、貧困層の人々をテクノロジーで支えるOne Economyという組織を運営していた起業家・経営者でもある。


彼がこの講義の中で、スタンフォードの次世代リーダーに対して4つの教訓を示しているが、表現も含めてなかなか心に響く。


(1)お金をマネージするように自分の時間をマネージせよ
(2)「信じている者」を採用せよ
(3)若い人たちとつながり続けておけ
(4)「Gray Twilight(勝利も敗北も知らない灰色の黄昏に生きる状態)」には身を置くな


当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれないが、実際これを会社の文化にまで落とし込まれている会社はまれともいえる。当社も創業10年の比較的若い会社であるが、10年間の蓄積というのは、良くも悪くも安定化してくるものだ。

Ross氏は、IQや知識よりも、成し遂げたいという強い意志や「枯渇感」が成功のための条件だと経験から感じるという(だから「信じている人」を採用せよ、と提言する)。失敗は世界の終わりではない。そこから学ぶこともできるし、それを楽しむこともできる。Gray Twilightに陥らずに果敢に攻めること、それが成功への道だ、と説く。う〜ん、テンションの上がる言葉だねぇ。


挑戦を奨励する社会。それをバックアップする大学。それがアメリカだと改めて感じた。社会全体でセーフティネットを引こうとする我が国とは、ちょっと意味合いが違う。